
でもその様子ではもったいない本の読み方をしているかもしれません

せっかくの勉強のための読書をよりよいものにするためには
読んだ後の行動を見直してみましょう。
私は多いときは月に10冊以上本を読みますが
本記事の内容を実際にやったところ腑に落ちるということを体感しました。
・身になる読書法をお伝えします
・本を読むときにおすすめの行動をお伝えします
・勉強のために本を読んでいるけど身になっている感じがしない
・読書をする上で効果的な方法を知りたい
あなたの読書の時間がさらにワンランクアップできれば幸いです。
よかったら最後までお付き合いくださいませ。
Contents
読書量=知識量は間違い!?
文化庁の調査によると、1ヶ月に本を1冊も読まないと47.5%が回答しています。
そんななか、読書をされているあなたはすばらしいですが
せっかくなら知識が身になる、
実生活や仕事をされているひとなら実務に生かせればさらによいですよね。
ですが、ただ読書をしたからといって読書量がそのまま知識量になる訳ではありません。
本を読んでいるときはなるほどと思ったり
直後は記憶が新しいので内容を覚えているでしょうが
いざ実践したいときにそのためになる本の内容を脳みその引き出しから取り出せなかったら意味ないですよね。
腑に落ちるという体験
『腑に落ちる』とは
腑(ふ)に落(お)・ちるの解説納得がいく。合点がいく。
読書に限らずですが、新しいことを知ったり学んだりして
「ああ、納得がいった」と思うことはあるでしょう。
ですがそれは一過性のものです。
せっかくの読書をして得た知識をそのとき限りのものにしてしまわないために必要なことはたったひとつです。
それは、実際に行動すること。
例えば、『筋トレは人生を豊かにする』という本があったとしましょう。
その本には筋トレをすると健康になれるし自信がつくからポジティブになれるといった内容で
それを読んだあなたが「なるほどな、いい本だった」で終わらせてしまうのと
「なるほど、筋トレをはじめよう」と実際に行動するのとでは雲泥の差があります。
そして実際に筋トレを続けた結果、ポジティブ思考になり人生が豊かになったとき
腑に落ちるという体験ができるのです。
『身につく』の基準は人に説明できること
腑に落ちた体験をすると、それは資産になるのです。
そうして資産になった知識はもととなった本が手元になくても人に説明することができるのです。
付け焼き刃の知識でわかったつもりになっていませんか?
一度読んだだけでは人に説明できない=身についていないということです。
もちろんたった一度の読書で完全にその知識を自分のものにできる
優秀なひとは中にはいるでしょう。
ですがそんなひとはひと握りの人材です。
驕らずにコツコツと実際に行動することで確実に資産は増えていきます。
読書記録のススメ
読書量が増えるにつれて過去に読んだ本の記憶はどうしても薄れていきます。
行動したことで潜在意識のなかには確実にあるその知識が
思い出したい”いま”思い出せなかったらもったいないと思いませんか?
そこでおすすめしたいのが読書記録です。
- 読んだ日付
- タイトル、著者
- 概要
- 重要な部分の抜粋
- 読んで何を思ったか
- 読んで行動しようと思ったこと
上記は参考です。
基本的にはなにを記載してもいいのですが、
例えばビジネスマンだったら
「この思考法は仕事に使える!」
「次の資料作成ではこの説明のやり方をとりいれてみよう」
などその後の実生活、実務で活かせることはぜひ記録として残しておきましょう。
もう一度読み直したい本があるんだけど、なんて本だったかな・・・・
ということもなくなるのでやって損はないですよ。
どうやって本を読んでいる?
- 図書館で借りる
- 知人に借りる
- 買う(電子書籍/紙媒体)
- 定額サービス(サブスプリクション)
いまの時代は本を読む方法ひとつとっても様々ですね。
一概にどの読み方がいいかはひとによって異なりますので
ぜひいろいろ試してみて自分にあった読み方を探してみてくださいね。
ちなみに私は量をたくさん読む時は図書館で読んで、そのなかから気に入ったものを書店で購入することが多いです。
また、すぐに読みたい本がある時は電子書籍をダウンロードしますね。
積極的に自己投資をするべし
立ち読みや、むしろ座り読みを推奨しているようなありがたい本屋さんがありますが
金銭的によっぽど困っている場合でなければ自己投資と思って本は購入した方がよいです。
お金を払って勉強するとき、支払った分のもとを取ろうとより真剣になれます。
図書館で本を借りてきたけど結局読まずに返却期間がきてしまった・・・なんて経験はないでしょうか?
それは無料で借りられるからです。
もしもそれが有料の図書館ならそんなことにはきっとならないですよね。
また、本が自室や電子端末の本棚に並んでいるのをふと目にするだけでも内容を呼び覚ます効果もあります。
1点だけ注意したいのは買って満足してしまうこと。
せっかく買った本は読みましょうね!
本を読むことの本質とは?

こんな悩みをもっているひとは多いでしょう。
ですが本を読むことの本質的な意味はなんでしょう?
最初から最後まで読み切ることですか?
違いますよね。
必要な知識を得て、人生・生活をよりよくするためにわたしたちは学ぶのです。
なので1冊の本をすべて読み切る必要はないのです。
いまの自分に必要な部分をピックアップすることができればよいのです。
ここからはやみくもに読書をするのではなく、
より知識を役立てる・定着させるためのみんなが知らない読書の方法をご紹介します。
読み始める前にすること
あなたはタイトルに惹かれて、あるいは話題の本だから、はたまた知人にすすめられて、本をはじめて手にとりました。
そこでまず最初に考えるべきは以下のことです。
- この本から何を学びたいのか
- この本を読むメリット・意義とは?
- なぜ興味をもったのか
- 自分がどうなりたいのか
これらを考え、紙に書き出してみましょう。
おすすめはしおりに書くことです。
わたしはポストカードにこれらを書き出してしおりにしています。
こうすることで読み進めながら、なんのためにこの本を読んでいるのかを何度も再認識できます。
これは目次を見ながら書き出すことが有効です。
読んでいる最中にすること
なぜこの本を読むのか。
これを明確にできたら次にすることは目次をじっくり読むことです。
目次を読み飛ばしているひとは多いのではないでしょうか。
それは非常にもったいない。
目次を読み、どのセクションでどんなことが書いてあるのか想像します。
そして目次を質問形式に変えてみましょう。
例:第8章 やる気と個人の成長
質問形式に変換:
→やる気と個人の成長にどんな関わりがありますか?
→やる気を出す方法はなんでしょう?
→個人が成長するにはどうしたらいいの?
ひとは無意識のうち質問に対するこたえを探します。
このように疑問形に置き換えることでより読書の効率があがります。
本を読んでいるうちに知らなかった単語が出てくると思います。
そういった単語を簡単な意味とともに書き留めていくことも有効です。
読んでいる最中に単語の意味を忘れてしまい何度も読み返すこともよいことではありますが、
知識の定着や理解のスピードを高めるにはこの手法を使うのが賢明でしょう。
また、内容をイメージして視覚化することも理解を深める手助けになってくれます。
文中に図があるものはよいのですがすべてを図式化してくれている本の方が少ないでしょう。
頭の中で構造図を組み立てるもよし、
紙などに書き記していくのもよいでしょう。
読んだ後にすること
さきほど目次を質問形式にしましたね。
それのこたえが出たのか、解決したのか確認しましょう。
もし解決できなかった場合は再度こたえを探して読み返すことです。
また、読み始める前に書き出した
「何を学びたいのか」
「自分がどうなりたいか」
これらかクリアになっているかも確かめてみましょう。
あとは、身近なひとでも、SNSでも、自分のノートにでもよいので
本の内容を説明したり、要約をしてみてください。
前述したように本は読むだけでは知識として定着しません。
よって実生活にとりいれることへのハードルがあがります。
自分にとってためになる内容であったのなら
自分の知識=財産になるのでどんどんアウトプットしていきましょう。
まとめ 本を読んで勉強したつもりにならないために
本を読んだだけで満足してしまったり
勉強したつもりになってしまわないためにすることはたったひとつです。
それは行動すること。
せっかくの読書の時間を無駄にしないためにも知識を実践して自分の財産にしていきましょう。
- 読書後は実際に行動しよう
- 読書記録をつけよう
- 積極的に本は買おう
