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双極性障害・依存症と過ごしたフリーランス2年生の記録【体験談】

 

こんにちは。筆者のりゆです。

フリーランス2年生です。

りゆ

本記事ではフリーランスとして働きながら双極性障害と依存症と向き合ってきた1年間を振り返ろうと思います。

 

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双極性障害と過ごしたフリーランス1年生の記録【体験談】

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こちらの記事の続きです。

 

お時間のある方はお付き合いくださいませ。

 

名ばかりのお情けフリーランス

 

半人前、思考停止のまま変わらない業務

 

ブラック企業、社長にしんどいと伝えた翌日から「出社しなくていい」

そういわれて退職してから早くも1年が経過。

はじめは次の業務担当者が決まるまでの間だけ在宅フリーで仕事するって話だったけど

常に人材不足のうえ次の担当者候補が次々に退職していった結果

あいかわらずいまも業務を受託しています。

 

いつ契約が切られるかわからない。

経済的な不安もあったけどぬるま湯につかったまま

あっという間に1年も経ってしまった。

 

「変わらないといけない」

「このままじゃだめだ」

そんなことはずっと前から分かっていました。

けどいくつも言い訳を重ねて成果につながらない

ぬるい行動しかできなかったわたしは結果的に

20代後半の貴重な1年を棒に振ってしまったようです。

 

何度目か分からない別れ

 

双極性障害にくわえて依存症を併発していました。

 

恋愛依存症。

 

束縛、監視、モラハラDVな彼氏と付き合っては別れ、

別れるたびに優しくなる。

「本当は好き、必要なんだ」

「もう一度信じてほしい」

そんな言葉を

「これで最後にしよう」

最後、最後と望みをかけて付き合うも結局

付き合ったら精神的DVの繰り返し。

 

頭では絶対にもうちゃんと別れた方がいいってわかってるし

人に相談しても絶対別れた方がいいって言われるし

もし自分が相談される立場だったら絶対別れた方がいいって言う。

 

頭ではわかってました。

でもそれがどうしてもできませんでした。

 

恋愛依存症

 

依存症には3種類に分類されます。

  • アルコール、薬物など物に対する依存
  • ギャンブル、買い物など行為に対する依存
  • 親、恋人など人に対する依存

近年、メディアでは恋愛にのめりこみやすい恋愛体質な人のことを

恋愛依存と称することも増え、軽くとらえられがちなのが現状です。

 

アルコール依存やギャンブル依存は重く捉えられがちで

それに対して人に対しての依存はどうしても軽視されていると感じます。

 

ですが恋愛依存は愛という名のドラッグです。

当人には辛く苦しい現実があるのに抜け出せないのです。

他にやるべきことはたくさんあっても

すべてにおいて依存対象が最優先されるため日常生活に支障をきたします。

 

わたしの場合すべて彼の言う通りにしなければならないという思考だったため

自分のやりたいことが彼の機嫌を損ねる行為であるなら

やることができませんでした。

 

恋愛依存は4つに分類されます。

  • 共依存
  • 回避依存
  • ロマンス依存
  • セックス依存

ここではくわしい説明は省きますが

わたしと彼は完全に依存し合って

先の見えない関係を続けてしまっていました。

 

 参考書籍 

 

軽躁再び、自立を目指して挑戦

 

依存に陥っていることの自覚

 

「このままじゃいけない」

そんなことはわかりきってはいたものの

うつ状態にあったわたしは思考も停止し、

何ひとつ行動にうつすことはできませんでした。

 

ですが気分の波が上がるにつれ

なんとかしないといけないという気持ちが高まり

意を決して行動にうつしました。

 

この頃に彼と本当に本当にこれで終わりにしようという出来事が起こりました。

運転が荒く飲酒運転もしていた彼が当て逃げをしたのです。

これが決定打となり、なにがなんでも最後の別れにしようと決断しました。

 

彼との依存関係に終止符を

 

依存を自覚してから「変わりたい」そう強く思うようになったわたしは

根本解決を目指してようやく動きはじめました。

 

何度も繰り返した付き合っては別れ、をもう二度としないために

LINEもブロックし、着信拒否をし、

オンラインゲームのフレンドを解除し、

家の前で何時間も待機されても決して会わないようにしました。

 

すごく苦しかった。

また戻ったら最初のうちは優しい言葉で優しい態度で接してくれることはわかっていた。

でも絶対に彼の本質は変わらない。

わたしも変わらなければならない。

強くそう思いました。

 

何度も連絡を取ろうとしたし寂しくて縋りたくなったのを

耐えて

耐えて、耐えて、断ち切ろうと踏ん張りました。

 

猛勉強で乗り越え、ようやく自由を手にした

 

この別れが間違いなく

わたしの人生のターニングポイントとなりました。

 

依存症と向き合うために

依存に関する本を何冊も読み、動画をみてノートをとって、

仏教にも触れて、できることはなんでもしてみました。

 

思い出の写真やモノはすぐに捨てない

 

恋人と別れると思い出の写真や品をすぐに手放すひとが多いのではないでしょうか?

実はこれは逆効果で、心の整理をつけるためには

想いを断ち切れるまでは手元に置いておいた方がいいようです。

 

人は思い出を美化します。

写真やお揃いのものやプレゼントされたもの、

それらをすべて捨ててしまうと

良かった、楽しかった思い出ばかりがよみがえってきます。

 

わたしがやったことは冷静に過去を思い出すこと。

 

この写真のときの旅行は楽しかった。

けど些細なことでケンカして機嫌を損ねてしまい険悪なムードになったな。

疲れでいらだちもあったな。

 

このプレゼントをもらったときは嬉しかった。

けど彼はわたしがあげたプレゼントは無くしたり落としたり

使わなくなって部屋の隅にずっと置きっぱなしだったな。

 

ペアリングを買いに行ったとき。

わたしはお揃いがほしくてどれにしようか迷って選んだものだったけど

彼はどれでもなんでもいいと言って興味を示さなかった。

結局支払いをしたのもわたしだった。

 

思い出ひとつとってもいい側面と悪い側面があります。

思い出のものを手放してしまうと

良かったことばかりが脳にのこってしまうようにできているようです。

 

エクスプレッシブライティング(筆記開示)

 

エクスプレッシブライティングとは、1980年代にアメリカの社会心理学者ジェームス・ペネベーカー博士によって生み出された方法です。エクスプレッシブライティングは「筆記開示」とも呼ばれ、思っていることを筆記により開示して解決するテクニックです。

思ったことを書くだけというシンプルなやり方と、認知行動療法でもよく使われているほど高い効果が期待できることが、エクスプレッシブライティングの特徴と言えます。

出典 エクスプレッシブライティングのメリットと行うときのポイントを解説

 

方法は簡単でただひたすらに思っていることを

時間を決めて紙に書き続けることです。

8分~20分がよいとされる場合が多いようです。

 

このエクスプレッシブライティングは想像をはるかに上回る効果がありました。

 

嫌な気持ち、不安な感情、あのときあの出来事でいまどう思っているのか。

ひたすら書き続けて、時間になったら

その紙をくしゃくしゃに丸めて負の感情と一緒にゴミ箱に捨てるのです。

 

何度かくりかえすことでようやく気付くことができました。

彼はわたしを愛していたのではなく

彼の思い通りになるわたしを必要としていただけだったということを。

 

ようやく、わたしは彼の呪縛から解放されたのです。

 

それでも躁とうつは繰り返される

 

躁状態のときは活動的になる一方、

うつ状態のときは思考も行動も停止してしまいます。

 

うつで依存していた期間が長かったために

過食と過眠により激太りしました。

 

なんとなく太ってきていることを感じつつも

鏡をみることも、外出するために着替えることもしていなかったために

自分が激太りしたことに気が付くのが遅すぎました。

 

知識で挑んだダイエット

 

人生でもっとも体重が増え、体脂肪率も高かったのがこの時期です。

うつ状態のときはなるべく現状維持のまま、

少し調子が戻って躁気味になってきてから

この頃にも猛勉強と行動をしました。

 

ただがむしゃらに運動と食事制限をしても

なかなか思うように減量できなかったわたしは

ダイエットに関する根本的な勉強を熱心に行いました。

 

まずは食事に関することから。

高たんぱく低脂質低糖質を意識しすぎていたため

あきらかに糖質不足で代謝がさがっており

燃える脂肪も燃えなくなっていたようです。

 

PFCバランスという

たんぱく質、脂質、炭水化物のバランスについて学び

炭水化物の摂取があきらかに少なかったことが

減量を妨げていたようです。

意識的に炭水化物の摂取をするようになってから

体重は減少傾向がみられました。

 

運動に関しても

とにかく筋トレをしたり有酸素運動をしまくるという手法から

いかに基礎代謝を高め、より効率的に脂肪を燃やせるかを勉強し、

午前中にHIITトレーニングを取り入れました。

ヨガやストレッチやフォームローラーなどで

体感を鍛えつつも筋トレでガチガチに凝り固まった筋肉を

ほぐして緩めてあげることで

見た目にも変化が現れはじめました。

 

勉強によって知識を得て、実践する。

これの繰り返しと継続によって

躁状態時から17㎏増えた体重は11㎏落ち、

数値的に理想的なやや痩せ型まで戻すことに成功しました。

これからは見た目重視で

もっと自分を好きになれる体型を目指して絞っていこうと思います。

 

人と会う喜びをはじめて感じた

 

自分が変われば出会う人も変わる

 

外に出ても恥ずかしくない体型にまで戻せたわたしは

人と会うことに積極的になっていきました。

 

これまでの過程でいろんなジャンルの勉強をしてきたことで

自分自身にも変化があり、

それと同時に出会う人もガラッと変わりました。

 

類は友を呼ぶという言葉があるように

人間関係は基本的に自分と同じレベルの人同士で成り立ちます。

 

依存を自分の手で断ち切って、

いろんなことを勉強してレベルアップできたようで

いままでの交友関係とはちがう

向上心があって前向きに過ごしている人との出会いは

わたしをさらに上に引き上げてくれました。

 

非常によい傾向です。

知識としてはその事実がありましたが

体感すると余計に腑に落ちました。

 

経済的自立に向けた行動を起こせるように

 

ずっとギリギリのところで続けてきた仕事に限界を感じはじめていました。

完全リモートで働いているためいくらかはマシですが

人間関係によるストレスや

このまま続けていてもなにも自分のためになることはないと自覚し、

新しいクライアントを探していくことにも

積極的になってきています。

 

中にはポシャってしまうことも多々ありましたが

はじめて自分から新しい仕事も獲得でき、

名ばかりではなくそれなりにフリーランスっぽくなったきたかもしれないと

思いはじめられるようになってきました。

 

病気と向き合い立ち向かったフリーランス2年目

 

フリーランス2年生を振り返って

 

総合的に振り返ってみると

はたから見ると劇的な変化があったわけではないかもしれません。

 

でも自分の中ではたしかに変わることができました。

病気になってからはじめて自分の殻を破ることができたと思える1年になりました。

 

ずっとやってみたかった、というより

ずいぶん前からやろうやろうと思って最後まで完成させられなかった

kindle本の出版もできました。

 

これは自論ですが

知識は人生を豊かにします。

 

そして、自分が変われば人間関係も変わります。

 

これまでは元カレの束縛やコロナ禍もあって友好関係が

すべてシャットアウトされてきましたが

ランクアップした自分にも出会えたことがなによりです。

 

 

人は想像以上に影響し合うものです。

人との出会いや付き合いは自分の価値観や考え方を

最短でアップデートしてくれます。

 

よりよい方向に向かうためにも

自分を磨き、これからも色んな人を出会い、

良いところをたくさん吸収していきたいと思います。

 

これからの人生のテーマ

 

精神的にも、経済的にも自立することが目標です。

双極性障害の寛解期を伸ばしていくことにくわえて

経済的に自分のことは自分でなんとかできるように

なっていきたいと本当に思うし、

なんだかできそうな気もちょっとだけしています。

 

また、

「知識で人生を豊かにする」

「自分が好きな自分になる」

この2つのテーマを掲げてそれに向かって

行動を起こしていきたいです。

 

お情けで名ばかりのフリーランスから抜け出し、

精神疾患でも「できる」を証明できるよう

日々邁進していきます。

 

(2022年1月現在)

 

双極性障害の体験談に興味がある方は

よかったらこちらもご覧になってください。

双極性障害と共に生きる自分の育て方: 体験談と寛解への最短ルート Kindle版 りゆ (著)

 

ここまでお読みいただきありがとうございます
りゆ

 

  • この記事を書いた人

りゆ

精神疾患と生きるフリーランサーです。 経理業務中心にバックオフィス全般を担当。 パワハラや激務もあって双極性障害となり、準備期間0日で退職しました。 心を軽くする思考法や会社員時代に学んだ考え方などを中心に発信しています。

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